その他テーマへの対策(志望動機系以外)

作文で厄介なのは初見のお題です。つまり、オリジナリティ溢れるテーマ。
こればかりは、文章の流れやオチを、短時間で考えなければなりません。
中でも難しいのは、「世界」や「友情」など、単語だけをポンと
与えられるケースです。
まるで笑点の大喜利のように、100人に100通りの書き方があります。
言葉の持つイメージだけで、文章を作らなければなりません。

このような自由作文を短時間で書き上げるためには、
文章の視点を事前に明確にしておくことが非常に有効です。
言い換えれば、どのようなテーマで作文を書くよう指示されても、
同じ視点からテーマを分析するということです。
この手法は、上記の「世界」や「友情」など、視点が自由すぎるテーマで
特に効果を発揮すると思います。
作文というのは視点を絞るほど書きやすい、つまり、「〜〜の観点から
論じよ」というような制約があった方が書きやすいのです。
これがポイントの1つ目であり、かなり自己流なテクニックです。

もう1つは、作文の定石とも言えるポイントをご紹介します。
文章構成やテーマ分析の視点は十人十色であり正解はありませんが、
一定のルールだけは守らなければなりません。

文章作成には様々なルール(定石)があり、また、ルールは一つではありません。
書店で作文の本を手にとれば、「これはダメ、こういうのもダメ」という
約束事がたくさん書いてあるかと思います。

さて、これら数ある作文ルールの中で私が特に注意していたのが、
「一般論と私見との対比」あるいは「社会的視点」
を取り入れた文章に仕上げるということです。

1)一般論と私見との対比
作文課題として使われるようなキーワード(お題)の多くには、
既に一般世論が形成されています。
たとえば、「大学の生き残り」については『厳しい』という一般論があり、
「ゆとり教育」については多くの人が『教育水準が低くなった』と言います。
このように一般論が存在しているテーマについて文章を書く場合には、
一般論を私見の引き立て役として利用するのが定石です。

一般論だけでは面白みがありませんし、私見だけでは説得力に欠けます。
面白い文章を書こうという気持ちが強いと、文章の中で一般論に触れる
ことに躊躇いを感じますが、一般論と私見を並べることに意味があります。
定石というと堅苦しいですが、誰しも自然に身に付けていることでしょうし、
それを意識的に実行した方が美しい文章が書けると思います。

2)社会的視点
次に、一般論が存在しないテーマ(冒頭で挙げた「世界」など)については、
社会的視点でテーマを分析するように注意します。
「社会的視点」というとイメージが沸きにくいかもしれませんが、
要するに自分目線で書かないということです。
たとえば「世界」というテーマで書くのなら、「私は海外旅行を通じて
人間的に成長しました」というようなエッセイではいけません。

言葉で説明しても伝わりづらいでしょうが、もし私が「世界」という課題で
作文を書くなら、次のような視点でストーリーを作ります。

・飛行機を手に入れた現代人は、織田信長より優れた世界観を持つか
・戦後の日本は世界への接し方を見失ってしまった
・ネット世界に国境は存在しないか

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