面接テクを体得して

2)失敗からテクニックを習得する
A大学の選考落ちを引きずっていた私ですが、その失敗から得た収穫も
少なくありませんでした。
前回面接の反省点を踏まえ、発声のテンポやリズムを意識しながら、
地道なイメトレに励んだのです。

2校目の転職活動先は、都内の中堅大学(B大学)でした。
こちらも書類選考はありましたが、1次選考の筆記試験には300人程度が
出席していたように思えます。
実質的に書類選考は全員通過だったのかもしれません。
筆記試験は一般常識を問うもので、歴史から気象に関するものまで
多種多様な出題でした。
大半が勘で回答せざるをえませんでしたが、このときも妙な自信から
気持ちだけは落ち着いていたように思います。
すると念が通じたのか2次選考へと進めたわけですが、恐ろしいことに、
筆記試験の合格者は300名中のわずか20名ほどだったようです。

さて、大学職員の選考試験はトントン拍子に進みます。
大学受験では縁も無かったB大学に、2週続けて足を運ぶことになりました。
2次選考は私にとって鬼門の面接です。

面接会場に通されると、面接官が5人も並んでいることに驚きました。
2対1くらいをイメージしていたので、だいぶ意表を突かれた感じです。
それでもイメトレの成果があったのか、この面接はうまくいきました。
面接をソツ無くこなす「型」を習得したという実感がありました。
予想通り、この面接は合格となり、翌週の最終面接に挑むことになりました。

5月下旬、B大学の最終面接を受けました。
同日に日程が重なったC大学の1次選考を蹴っているだけに、
なんとしても合格しなければいけません。
最終面接にあたり最大の関心事は、ただの意思確認なのか、ということです。
油断禁物と知りつつも、意思確認であってほしいという期待を抑えきれません。

前回と同じ面接会場に通されると、やはり面接官がズラリと並んでいました。
違っていたのは、理事長とおぼしきご老人が中央に鎮座していた点です。
さすがに緊張もありましたが、前回の面接で体得した面接テクが効きました。
自己紹介から志望動機まで流れるように説明し、質疑応答に突入。
ここまでくれば緊張でペースを崩すこともありません。
厳しい質問も無かったおかげか、特に苦もなく30分が過ぎていきました。
それなりの手応えを感じつつ、大学を後にしました。
結果は翌日までにメールで連絡とのこと。

さて、翌日。
日曜だったこともあり、朝からB大学の選考結果のことで頭が一杯です。
何度も何度もメールボックスを開きました。
最終結果待ちの時間は非常に神経が疲れます。
お昼には緊張が頂点に達し、パソコンの前に座るのが耐えられなくなりました。

そんな私に審判の刻が来ました。
「B大学最終選考結果について(ご連絡)」
というようなタイトルのメールが届いたのです。

タイトルを見た瞬間に、私は呆然としました。
内定通知であれば、こんな気の抜けたタイトルであるはずがありません。
やはり中身は「ますますのご発展をお祈りいたします」という内容でした。
チーン....
最終落ちというのは非常に辛いものがあります。
意思確認であってほしいという甘えがある分、気持ちの弱い部分
痛打される感覚です。
いま考えれば、内定の連絡がメールで来るはずがないんですよね。。。

B大学の最終落ちに追い打ちをかけるように、5月は大凶作となりました。
大手私大2校のうち、1校は書類落ち、もう1校は筆記試験落ちという
散々の結果に終わりました。
前者については純血主義の呼び声高い大学なので仕方ありませんが、
後者は性格診断タイプの筆記試験のみであっただけに腑に落ちません。
とうとう手持ちの大学が底をつきかける状況に陥ってしまい、
さすがに転職市場の厳しさを痛感しました。
新卒時代も就職氷河期と言われていましたが、なんだかんだ大手企業は
数十名規模の募集がありました。
私大の既卒者採用の多くは、若干名採用という狭き門なのです。

話はそれますが、転職エージェント(リクナビエージェント)からも
いくつか紹介はあったものの、残念ながら立地的に難しい大学ばかりでした。
紹介を受けた中で面白いなと思ったのは、大学のサイドビジネスです。
サイドビジネスで研修事業やコンサルをやってる大学もあるので、
金融系の職歴を持つ人には有利のような気がしました。

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