最新求人情報

大学選びの一参考として ~私立大学等経営強化集中支援事業~

己を知るは孫子の兵法⇒ 《市場価値診断テスト》

3月7日に文部科学省が平成28年度「私立大学等経営強化集中支援事業」の選定校を発表しました。
私立大学等経営強化集中支援事業とは、「18歳人口の急激な減少を見据え、大学内・大学間でのスピード感ある経営改革を進め、地方に高度な大学機能の集積を図る地方中小規模の大学等を支援する」ことを目的とする補助金です。
この補助金の申請条件を確認していくと、経営基盤の不安定な中小規模大学、そして、すでに経営困難に陥りかけている大学が浮かび上がってきます。
複雑な内容ではありませんが、行数が長くなると思われるので、ご関心のある方は続きをご覧ください。

私立大学等経営強化集中支援事業の申請条件

まず始めに、私立大学等経営強化集中支援事業の仕組みを説明しなくてはなりません。
前述のとおり、私立大学等経営集中支援事業は、地方中小規模大学のための補助金であり、三大都市圏及び収容定員2000人超の大学は申請不可となっています。
どれだけ経営が厳しくても、都内の大学は申し込むことができない補助金です。(なお、私立大学「等」とあるように、短期大学や高等専門学校も申請可能です)

また、この補助金の申請枠にはタイプAとタイプBの2つがあり、それぞれ以下の区分となっています。

タイプA「経営強化型」
大学等のガバナンスを一層強固にするため、積極的に取り組む収容定員充足率80%以上107%未満の大学等
タイプBの「経営改善型」
経営改善計画を策定し、経営の改善に向けて、不断の改革を行う収容定員充足率50%以上80%未満の大学等

ひと目で分かるとおり、申請枠は収容定員充足率で区分されています。
タイプAは定員充足率80-107%となっており、ちょっと厳しい大学から、現時点では安定している大学まで、かなり状況にバラつきがあると言えます。
もちろん、定員充足しているからといって問題が無いと考えるのは拙速です。一定程度の志願倍率がなければ、入試選抜が機能しているとは言い難いからです。

私立大学は人件費率が高い(だいたい5割くらい)ため、定員充足率が80%では教育研究費に回せるような予算がほとんど無いのではないかと思います。まさに存続ぎりぎりのラインです。
ちなみに、タイプAの対象校は84大学あり、そのうち58大学が同補助金に申請を出しました。

そしてタイプBは、収容定員充足率50-80%となっており、こうした大学がどのように収支を合わせているのか、時間があるときに財務諸表を確認してみたいと思うのですが、経営的にかなりの危機感を持っているであろうことは想像に難くありません。
タイプBの対象校は47大学あり、そのうち29大学が申請し、28大学が採択されています。採択率は97%です。

ちなみに、タイプBの申請資格は収容定員充足率50%以上となっていますが、定員充足率が50%未満の大学もあります。私立大学等経営強化集中支援事業の申請資格を与えられないということは、文部科学省に存続の可能性を見限られた、そのような見方も可能なのではないかと思われます。

私立大学等経営強化集中支援事業の選定校(H28年度)

文部科学省が公開した私立大学等経営強化集中支援事業の選定校は以下のとおりです。
なお、タイプAとBは区別されておりません。また、大学、短期大学、高等専門学校のすべてが含まれています。
私立大学等経営強化集中支援事業に採択された学校数は118校、そのうちタイプBでの選定は46校となります。

1 函館大学
2 函館短期大学
3 道都大学
4 千歳科学技術大学
5 稚内北星学園大学
6 札幌大谷大学
7 帯広大谷短期大学
8 釧路短期大学
9 青森大学
10 八戸工業大学
11 八戸学院大学
12 八戸学院短期大学
13 青森中央学院大学
14 青森中央短期大学
15 富士大学
16 尚絅学院大学
17 いわき短期大学
18 福島学院大学
19 福島学院大学短期大学部
20 茨城女子短期大学
21 足利工業大学
22 足利短期大学
23 作新学院大学
24 作新学院大学女子短期大学部
25 文星芸術大学
26 上武大学
27 高崎商科大学
28 青森明の星短期大学
29 亀田医療大学
30 筑波学院大学
31 清泉女学院大学
32 清泉女学院短期大学
33 新潟薬科大学
34 新潟工業短期大学
35 国際大学
36 新潟産業大学
37 新潟工科大学
38 新潟リハビリテーション大学
39 明倫短期大学
40 富山国際大学
41 富山短期大学
42 金沢学院大学
43 金沢学院短期大学
44 金城大学
45 金城大学短期大学部
46 北陸学院大学
47 北陸学院大学短期大学部
48 健康科学大学
49 佐久大学
50 岐阜経済大学
51 岐阜女子大学
52 中部学院大学
53 中部学院大学短期大学部
54 聖隷クリストファー大学
55 静岡英和学院大学
56 静岡英和学院大学短期大学部
57 豊橋創造大学
58 鈴鹿大学
59 鈴鹿大学短期大学部
60 聖泉大学
61 成安造形大学
62 びわこ学院大学
63 滋賀短期大学
64 明治国際医療大学
65 兵庫大学短期大学部
66 姫路日ノ本短期大学
67 奈良学園大学
68 鳥取短期大学
69 くらしき作陽大学
70 山陽学園大学
71 山陽学園短期大学
72 広島文教女子大学
73 広島女学院大学
74 比治山大学
75 比治山大学短期大学部
76 広島文化学園大学
77 梅光学院大学
78 東亜大学
79 徳山大学
80 山口芸術短期大学
81 岩国短期大学
82 四国大学短期大学部
83 徳島工業短期大学
84 高松大学
85 高松短期大学
86 香川短期大学
87 聖カタリナ大学
88 松山東雲女子大学
89 松山東雲短期大学
90 今治明徳短期大学
91 西日本工業大学
92 九州女子大学
93 九州女子短期大学
94 福岡歯科大学
95 福岡医療短期大学
96 久留米工業大学
97 福岡女子短期大学
98 久留米信愛女学院短期大学
99 精華女子短期大学
100 香蘭女子短期大学
101 西九州大学
102 西九州大学短期大学部
103 佐賀女子短期大学
104 長崎総合科学大学
105 活水女子大学
106 長崎純心大学
107 長崎短期大学
108 長崎外国語大学
109 長崎ウエスレヤン大学
110 尚絅大学
111 尚絅大学短期大学部
112 南九州大学
113 南九州短期大学
114 宮崎国際大学
115 宮崎学園短期大学
116 志學館大学
117 鹿児島女子短期大学
118 鹿児島純心女子大学

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+Buffer this page
⇒求人情報を20件ずつ一覧表示する

紹介予定&派遣求人給与ランキング(11月5日)

11月5日付けの紹介予定&派遣求人の給与ランキングは以下のとおりです。
トップは早稲田大学で1600円、こちら図書館業務経験者の募集となります。次点は1500円で慶應義塾、京都産業大学、早稲田大学などが並びます。京都産業大学は直接雇用への紹介予定で、派遣期間中も時給高めの設定です。立命館は応募条件がToeic850点目安の求人で時給1150円とシビアな状況です。

なお、一般的には勤務先名非公開求人のほうが圧倒的に好条件での募集が多いので、下記リンクも参考にしてみてください。
都心・関東近県の求人情報(勤務先非公開含む)
近畿地方の求人情報(勤務先非公開含む)

1600円:早稲田大学(図書館)
1500円:京都産業大学(紹介予定)
1500円:慶應義塾(大学病院での人事スタッフ)
1500円:早稲田大学(事務)
1470円:日本大学
1300円:法政大学
1280円:関西学院大学
1200円:同志社
1200円:京都産業大学
1150円:立命館大学

東京・大阪以外の地方都市なら《テンプスタッフ》が充実(「学校法人」で検索してください)

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+Buffer this page